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2011/12/15 - KDDIのAR戦略「SATCH」

KDDIのAR戦略「SATCH」

-KDDI株式会社プレゼンテーション-

雨宮俊武

<KDDI株式会社 理事 新規事業統括本部 新規ビジネス推進本部長>

KDDIはカンファレンスの冒頭に、現状のARが抱える問題点を指摘。ARの日常化によって生活の中に新しいエクスペリエンスを提供するため、新しいARブランド「SATCH」の発表と、その普及戦略についての説明を行いました。

KDDIでは、マルチデバイス、マルチネットワーク、マルチユースという3つのMによる3M戦略を推進し、これまでにも「セカイカメラ」や「てのりん」などARを利用者にとって身近なものにする取り組みを推進してきました。
しかし「現状ではまだ多くの人たちがARを認知していません。」と雨宮は指摘。

この状況を打開する糸口としてKDDIはARの「日常化」というキーワードを提示。
その取り組みの象徴としてARの新ブランド「SATCH」を立ち上げることを発表しました。
「SATCH」というブランド名には、情報を "察知" するとか、サッと携帯をかざしてチェックする、といった意味が込められています。
発表会では、雨宮がこれまでのARが抱えていた「開発環境の問題点」や、「プラットフォームの整備」といった課題を指摘し、これらのハードルを飛び越えてARを普及させるための戦略を説明しています。

雨宮俊武

まずARの開発環境においては、機能性、開発期間、オープン性の欠如、といった問題点を解決するために、SATCH SDKという開発キットをKDDIが無償で提供していきます。 SATCH SDKは、フランスに本社があるTotal Immersionの画像認識技術を用いたモバイル向けのARアプリケーション開発キットです。SATCH SDKを企業やアプリケーション開発ベンダーが活用していけば、オープンな開発環境でモバイル向けARアプリケーションの制作が可能になります。開発したARアプリケーションは、au one Marketに登録することで容易に企業プロモーションやサービスに活用できます。こうしたARを取巻くビジネスの可能性や、すでにARを採用し実績を上げている事例などもカンファレンスで紹介しています。

雨宮俊武

また二点目の課題であるプラットフォームの整備に関しては、これまでの煩雑性、不統一性、ARポータルの不在、といった問題を解決するために、SATCH VIEWER(仮称)を提供する計画を発表しました。SATCH VIEWERは、コンテンツビューワー機能、ARポータル機能に加え、簡易オーサリング機能を装備したAR統一ビューワーです。

最後に雨宮は、この2つの課題解決を入り口に「KDDIでは、より多くの人たちが "世界は見えているより、もっと楽しい。" と感じるAR環境を整えていく考えです」と締めくくり、AR技術領域で提携を発表したTotal Immersion社のプレゼンテーションへとつなぎました。

雨宮俊武

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